1級実技200303問13
問13: 住宅の売買契約を行うまでの留意点
正解:
1. ×
2. ○
3. ○
4. ×
1. 誤り。由美子さん夫妻が自分達の希望により自宅で売買契約を行った場合は、宅地建物取引業法上のクーリングオフはできない。
(宅地建物取引業法第37条の2)
2. 正しい。由美子さん夫妻が売買契約書に「融資利用の特約条項(ローン条項)」を入れた場合、由美子さん夫妻の責めに帰すべき理由がなく、申し込んだ住宅ローンの融資が実行されなかったときは、由美子さん夫妻は違約金を支払うことなく、売買契約を解除することができる。
3. 正しい。由美子さん夫妻が築5年の中古住宅を購入したあとに発見した欠陥については、瑕疵担保責任について買主が権利行使できる期間を「引渡しから2年」と定めた契約は有効である。
(宅地建物取引業法第40条)
4. 誤り。手付金は解約手付となり、契約の相手方が契約の履行に着手するまでは、買主は手付金を放棄して、売主は手付金の倍額を支払うことにより、契約の解除ができる。しかし、設例においては売買契約後、不動産業者が契約の履行に着手しているため、由美子さん夫妻はもはや契約の解除はできないことになる。
(宅地建物取引業法第39条第2項)
(宅地建物取引業法第39条第2項)
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