2級(AFP)実技200905問12
問12: 自賠責保険と任意の自動車保険から支払われる保険金
正解: 3
自賠責保険の支払い対象となる者は、自賠法上の他人である。これは、運転者・運行供用者に該当しない者をいう。
川田さんの自賠責保険からみて、川田さんは運転者・運行供用者に該当するので、「川田さんの自賠責保険から川田さんに支払われる保険金」は、0万円となる。
よって、(ア) は、0。
Aさんの自賠責保険からみて、川田さんは運転者・運行供用者に該当しないので、「Aさんの自賠責保険から川田さんに支払われる保険金」は、死亡保険金の3,000万円 (死亡に至る傷害については考慮しない) となる。
よって、(イ) は、3,000。
任意の自動車保険の対人賠償保険は、自賠責保険の支払額を超える部分に対して支払うので、「Aさんの任意の自動車保険の対人賠償保険から川田さんに支払われる保険金」は、以下の式から算出される。
川田さんの死亡による損害額: 8,000万円(認定済み)
Aさんが賠償すべき金額: 6,400万円
= 8,000万円 x Aさんの過失割合: 80%
Aさんの任意の自動車保険の対人賠償保険から川田さんに支払われる保険金: 3,400万円
= 6,400万円 - Aさんの自賠責保険から川田さんに支払われる保険金: 3,000万円
よって、(ウ) は、3,400。
したがって、正解となる組み合わせは、3 となる。
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関連問題:
自賠責保険や任意の自動車保険から支払われる保険金の計算
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