1級実技200509問11
問11:キャッシュフロー表上の試算結果を基にした配偶者がパートを辞めた場合のアドバイス(ライフ)
正解: 4
1. 適切。キャッシュフロー表上のシミュレーションでは、2人が83歳となる2033年の金融資産残高は△83万円、以後2035年は△266万円、2034年は△452万円と大幅に赤字が増加していく。
2. 適切。問10のキャッシュフロー表上の2006〜2010年の智子さんの給与収入合計は442万円。浩一さんが再就職する、または他から補填可能であれば、パートを辞めることも可能である。
3. 適切。[山下家の資産等]の生命保険の加入状況をみてみると、契約者・被保険者=浩一さんとなっている定期保険(10年)がある。この保障内容は死亡保険金3,000万円。ご子息2人とも就職しており、ご自身の死亡による遺族の経済的リスクも減じていることから、保険金額を減額するなどして、その減額分を貯蓄に回すとともに、継続的支出をできるだけ抑えていくことも有力な選択肢のひとつである。
4. 不適切。変額年金は払い込まれた保険料が特別勘定で運用される商品。好調であれば、大きなリターンが得られるが、不調の場合は死亡保険金として払込保険料相当額が保障されるのみのものがほとんどである。山下家の場合、「退職までの間にできる限り金融資産残高を増やす努力をすることを前提」としているので、確実に運用できる保障のない変額年金は不適切といえる。
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