1級実技200709問17
問17:繰上受給した場合の老齢年金額の計算(ライフ)
正解:
(ア) 88
(イ) 70
(ウ) 3,641.0
支給率=100% - 0.5% × 繰上月数
老齢厚生年金は、芳蔵さんの場合、62歳からの受給なので60歳から繰上受給を希望する場合、繰上月数は2年分(24ヶ月)となります。
支給率=100% - 0.5% × 24ヶ月=100%-12%=88%
よって (ア) は 88。
繰上受給の老齢厚生年金=130万円 × 支給率 × 受給期間 22年
2,516.8万円 = 130万円 × 88% × 受給期間 22年
老齢基礎年金は、芳蔵さんの場合、65歳からの受給なので 60歳から繰上受給を希望する場合、繰上月数は 5年分(60ヶ月)となります。
支給率 = 100% - 0.5% × 60ヶ月 = 100% - 30% = 70%
よって (イ) は 70。
繰上受給の老齢基礎年金 = 73万円 × 支給率 × 受給期間 22年
1,124.2万円 = 73万円 × 70% × 受給期間 22年
平均余命までの間の受給総額 = 繰上受給の老齢厚生年金 + 繰上受給の老齢基礎年金
3,641万円 = 2,516.8万円 + 1,124.2万円
よって (ウ) は 3,641.0。
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老齢基礎年金の繰上げ申請は平均余命の数値(係数)
が古すぎて損だよね。男性80歳女性90歳で計算されていれば繰り上げも考えますけどね。たしか男性は74歳程度でしたっけ。小生はそれ以上生きるつもりなので繰り上げは考えません!
投稿: コーチャン | 2008年8月10日 (日) 03:50
この設例の場合、試算してみると分かりますが...
「77歳」が損益分岐点となります。
確かに長生きをするつもりの方には向かないしくみではありますね。
投稿: kt01mk | 2008年8月10日 (日) 10:32