1級実技200509問7
問7:係数表を用いた確定拠出年金の運用利率の目標設定(ライフ)
正解: 3
紀夫さんのご希望を整理すると...
掛金の拠出期間:25年
会社が拠出する掛金年額:36万円
年金の受取期間:5年間
受け取り希望年金額:300万円以上
受け取り希望年金額は300万円以上なので、最低300万円を5年間にわたって受け取れればよいということになりますので...
a.まず、「年金現価係数」を用い、目標となる300万円の年金額を受け取るための原資を求め、
b.つぎに「減債基金係数」を用い、その原資を積み立てるための毎年の積立額を求めます。
a、bの計算を選択肢のうち最も低い利率から順次行い、この積立額が初めて36万円以下となる利率を求めることにします。
2.0%の場合:
300万円 × 期間5年の年金現価係数:4.713 = 1,413.9万円 (万円未満四捨五入:1,414万円)
1,414万円 × 期間25年の減債基金係数:0.03122 = 44.14508万円 (万円未満四捨五入:44万円)
44万円 > 36万円
3.0%の場合:
300万円 × 期間5年の年金現価係数:4.580 = 1,374万円
1,374万円 × 期間25年の減債基金係数:0.02743 = 37.68882万円 (万円未満四捨五入:38万円)
38万円 > 36万円
4.0%の場合:
300万円 × 期間5年の年金現価係数:4.452 = 1,335.6万円 (万円未満四捨五入:1,336万円)
1,336万円 × 期間25年の減債基金係数:0.02401 = 32.07736万円 (万円未満四捨五入:32万円)
32万円 < 36万円
積立額が初めて36万円以下となる利率は4.0%。
関連問題:
« 1級実技200509問1 | トップページ | 1級実技200609問13 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 2級(AFP)実技202409問13(2024.09.09)
コメント