Staier:Sonata in D minor BWV 964
J.S.Bachの無伴奏バイオリンソナタ2番"BWV 1003"のチェンバロ用編曲です。Staierは速めのテンポで生き生きとリズミカルに弾いています。あまりにハマっているので、チェンバロバージョンのほうがオリジナルなのではないかと一瞬錯覚してしまうほどです。このなかではなんといってもFugaが聴きもの。こちらは特に速く、Szeryng盤(バイオリン:1967年収録)が8分05秒のところ、なんと5分51秒となっています。それにしてもよく指が回るひとではあります。
このアルバム、Bachによる(とおもわれる)チェンバロ用編曲ばかりをおさめたものですが、はっきりいってこの曲以外はあまりおもしろくありません。収録時間がトータル76分33秒と他のアルバムと比較し長くなっているのもそれをおぎないお徳感を演出するためであったのかもしれません。
そのためなのか...すでに入手困難(廃盤?)となっているようですが、こちらでは入手可能のようです。個人的にはこの"BWV 964"を聴くだけでも購入する価値があるとおもっています。私もこの曲だけをリピートして聴くのが常なので...
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