田部京子:東に向かう舞曲
吉松隆氏作曲のピアノ小品集「プレイアデス舞曲集」。少し湿度を感じさせる情緒はまぎれもなく日本の作曲家のものです。これを日本女性が弾いているのですから...どうも照れてしまうというか...聴いているところを見られたくないというか、ちょっと気恥ずかしさもありつつ、ひとりでひっそりと聴きたくなる曲集ではあります。
吉松氏は以前の記事でとりあげたこのCDの日本盤の解説を書いていた現代音楽らしからぬ現代音楽を書く作曲家。クラシック、ジャズ、ロックいずれでもない音楽。そういう意味では、この曲集の演奏者としては、Keith Jarrett氏は実に適任といえそうです。個人的には東に向かう舞曲がお気に入りなのですが、これはぜひ彼の演奏で聴いてみたいと思っています。欧米人の男性が弾くとまた違った味わいがありそうという意味でも...。
※ココでほぼ全曲の試聴が可能です。

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