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2008年1月

私がTVを買い替えない理由:その1

私が持っているTVは20年前に購入したSONYの19型(KV-19HT1)。さすがに最近は画面の両脇がゆがみ、黒い部分が少しずつ幅を増してきています。でも、しばらく買い替える予定はありません。その理由をこれから述べていくことにします。

その前に、この機種の2つのちょっと変わった特徴をあげておきましょう。
1つ目は、本体のボタンが電源スイッチのみということ。(あとの操作はリモコンでおこないます)
2つ目は、スピーカーがついていないこと。

なんで、わざわざこんな機種を買ったのか。一番の理由は、見た目がシンプルであったことです。実際、TV本体にさわるのは、On-Offするときくらいだし、音声に関してはLine-Outからアンプにつなげば、既存のステレオ装置がそのまま生かせるではないかという考えからでした。

でも、ステレオでLPやCDを聴きながら、TVもみるということもあり、後にオプションのアクティブスピーカー(SONY:SRS-X100)を買うことになりました。しばらくして、プリメインアンプ(KENWOOD:KA-1100D)の片チャンネルが断続的にしか聞こえなくなるというトラブルに見舞われました。当然修理ということになります。そのとき、待てよ...その必要ってないんじゃないかという考えが頭をよぎりました。その理由としては、昔おもに聴くのはLPだったが、いまはほとんどがCD。LPの場合はプリメインアンプの「プリ」アンプ部分の「イコライザー」が必須だが、CDについては「イコライザー」は不要だから、もともと「パワー」アンプ部分が含まれているアクティブスピーカーにダイレクトに信号を流しても問題ないということ。(どうしてもLPを聴きたいときは、昔のアンプを使うことにするのです。以前買ったLPのなかには低価格のCDで再発され、買いなおすケースもあり、実際はほとんど支障はありませんでした)あとは「プリ」アンプ部分の「ボリューム機能」をどう確保するかです。

その2に続く...

月額105円からのかわいいサーバー!ロリポップ!

10年以上前のデジカメをMacで使う。:その1

前の記事で「現在のマシンの性能を限界まで引き出すまで買い控えをする」などと威勢のいいことをいってしまったので、今回ちょっと実験をしてみることにしました。

実は昔から気になっていたことがありました。それは約12年近く前に買ったデジカメのことです。その名はQV-10A。このカメラに画像がまだ残っていたのです。ここらへんできちんと転送しておかねばと決意しました。この機種にはもともとメモリカードスロットがありません。専用のケーブルと専用の転送ソフトをつかう必要があり、手間がかかることと、それが緊急性を要する画像でもなかったということもあり、5年以上前の画像がカメラ本体に保存されたままとなっていたのです。

この専用ケーブルはPCと"RS232C"で接続する必要があります。ところが、現役のPCで「この端子」がついてる機種がないのです。かといって古いPCを引っ張りだすのも面倒。そこで、USBからRS232Cへの変換に「あるアダプタ」を使うことにしました。これはUSBドックミニというもので、USBハブにRS232Cとプリンタポートがついています。(もともとは、プリンタポートのついていないPCG-SRX3をUSBがついていないBJC-35vにつなぐのに購入したものです)

専用の転送ソフトはWindows3.1対応。PCG-SRX3もまだ動きますが、液晶表示がだいぶ前からにじんできたこともあり、現在のメインマシンiBookG4で実験することに。久しぶりに"Virtual PC 6"(以後Vpc6)の登場です。実はこのソフト、Tigerでは動作が保証されていません。このiBookは、もともとPantherからTigerにバージョンアップしたもので、パーティーションを切り、PantherとTigerを両方起動できるようにしてあります。Pantherで再起動し直すのも面倒なので、ふだん使っているTigerのまま、Vpc6を起動することにしました。ゲストOSは"Windows2000"(以後Win2k)。起動後、まず、USBドックミニとiBookのUSBPort間をケーブルでつなぎました。するとWin2k側でドライバを要求されますので、もうひとつのiBookのUSBPortに外付けハードディスクをつなぎ、ドライバと転送ソフトをWin2k側に転送、まずUSBドックミニを認識させました。さらにそのRS232Cに専用ケーブル、さらにQV-10Aへとつなぎ、その本体をスイッチオン。転送ソフトを起動。接続テストを行うとあっさりQV-10Aを認識しました。画像の転送、独自のCAM形式からJPEGへの変換、Win2kから外付けハードディスクへの転送も無事終了。拍子抜けでした。

考えてみると、新しいソフトも機材も全く使っていません。これも一種のリサイクルかもしれませんね。なお、偽装はありませんので念のため。


その2を読む...


パソコンは「手段」であって目的ではない。

そろそろ、新製品でも...とパソコンを物色していました。しかし、考え直すことにしました。それは以下の理由からです。

最近使ってて、つくづく思うことは...パソコンは本当にテレビや冷蔵庫のような家電品みたいになりつつあるということです。私はMS-DOSの時代から使っています。そのころのパソコンは今みたいにOSもアプリケーションソフトも入っていませんでした。つまり、WindowsもWordも入っていないため、そのままでは使えないものだったのです。(当時高いシェアを保っていたNECの場合は、スイッチをいれても組み込みのBasicの画面が表示されるだけでした)そのため、それなりの勉強が必要でした。使う前の準備に大変な労力がかかったわけです。その頃は新製品が出ると、すぐさま買い替えを検討したもの。今から考えると性能も低いうえに価格もバカ高いのですが、使っているうちにストレスがたまるのでやむを得ません。その後、DOSVの出現などを経て〜(この間の経過大幅に省略)〜現在は逆のことが起こっています。メーカー同士の競争も激しくなり、性能が上がるとともに価格も下がりました。

私はノートパソコンばかりを使ってきました。初代の98note〜(この間の経過大幅に省略)〜現在のメインマシンはiBookG4です。(実はWIndowsのノートパソコンも持っていますが、もう7年以上使っています)職場ではWindowsマシンを使っていますが、個人情報の管理が厳しくなり、個人のパソコンの持ち込みも不可能となったので、もはやポータビリティとかOSにこだわる必要もないわけです。実際、Webベースで使う限りはほとんど不自由は感じません。ソフトの価格も安くなり...というかネット上で無料で提供されるソフトも性能が高くなり、"パソコン+ブロードバンド環境+応用力"でほとんどのことは可能となったといえるでしょう。

いいかえれば...パソコンはやっと本物の道具となりつつあるということです。道具をうまく使い、よりよい成果を生み出すことに注力すべきなのでしょう。現在のマシンの性能を限界まで引き出すまで買い控えをするのもひとつの手だなと考え直したわけです。

結論:パソコンは「手段」であって目的ではない。


Bフレッツの「地方格差」

越後屋さんの記事「■パンツのひもを通す」で『光になってネットが劇的に早くなったかと問われれば、「?」。』とありました。私もBフレッツを契約しています。よい機会と測定を試みました。

=== Radish Network Speed Testing Ver.3.2.2 - Test Report ===
測定条件
 精度:低 データタイプ:標準
下り回線
 速度:21.75Mbps (2.718MByte/sec) 測定品質:65.5
上り回線
 速度:26.65Mbps (3.332MByte/sec) 測定品質:95.4
測定者ホスト:*********************.niigata.ocn.ne.jp
測定サーバー:東京-WebARENA
測定時刻:2008/1/26(Sat) 12:09
------------------------------------------------------------
測定サイト http://netspeed.studio-radish.com/
============================================================

また、別な測定サイトでは...

SPEED 2.5 (speed.rbbtoday.com)
計測日時 : 2008年1月26日土曜日 12時42分47秒
下り(ISP→PC): 21.96Mbps
上り(PC→ISP): 24.75Mbps

....意外と遅いもんですね。

こんなデータを見つけました。「残念ながら北陸地方はどの数字を採っても、全国平均を下回っている。」というコメントが悲しいですね。同じ料金を取ってるのに地域によってこんなに差があるのでは困ります。これもひとつの「地方格差」といえるのかもしれません。


小千谷のラーメン店で気づいたこと:その2

さて、その1に引き続き2点目です。それは器類をほとんど洗わないで、客に出している(とおもわれる)店(その1の店ではありません)があることです。その店については、あまり味が好みでないので、ほとんどいくことがありませんでした。しかし、いきつけの店が定休日だったり、他の店も混んでいたりが重なり、やむをえずということに。

ラーメンの中にレンゲが入って出てきたのですが、それを取り出すとすくう皿の部分が全体的に薄茶色くなっている感じなのです。洗浄が充分でないためにスープがこびりついているのでしょう。爪で引っ掻くと白く線が浮き出そうです。気がつくとラーメンの器の下にしく皿も少し汚れています。こうなるとラーメンの器自体も洗ってないのでは...という推測も成り立ちます。まあ、器をなめるわけでもないので、麺だけそうっと食べていればいいのかもしれません。しかし、やっぱりスープも飲まないわけにはいきません。それにはレンゲを使わないと...。でも、口をつけるのはなるべくさけたい。かといって器に口をつけるのもためらわれます。こちらも汚れている可能性が捨てきれないからです。なんとなくスープの温度も少しぬるい感じです。ここらへんは好みの問題ですのでなんともいえませんが。店の人にレンゲをかえてくださいといおうと思ったのですが...やめました。他のお客さんもいますし、なにせ気が小さいものですから。気持ち悪いので、ササッといただいて店を後にしました。そういえば...中越地震の時の「がんばろう小千谷」とかいうポスターが貼ってあったような。その前にお店の衛生面の業務改善です。こちらの方をぜひとも最優先で「がんばってほしい」とおもったものでした。


ナウでヤングなレンタルサーバー!ロリポップ!


小千谷のラーメン店で気づいたこと:その1

以前の記事で小千谷のラーメン店について触れましたが、最近気づいたことがあったので2点ほど指摘しておきたいと思います。地元の人には参考にならないでしょうが...

まず1点目、あるチェーン店ではランチタイムに無料の半ライス(もちろんコシヒカリです)がついてくるのにお客に積極的にPRしていないことです。転勤前、別の都市でよくその店を利用していました。転勤後は、せっかくだから地元の店の味をということで、そのチェーン店にはあえていかないことにしていました。しかし、地元の店が定休日だったり、他の店も混んでいたりが重なり、久しぶりにそのチェーン店に入り、定番ラーメンをたのんだのです。食べているうちに気づきました。そういえば半ライスがあったな...と。もう食べ始めているので今更たのむのもなあとあきらめました。なんで教えてくれないのかなあと思いました。ちょっともうけ主義じゃないのかなと。きついいい方ではありますが、それには根拠があります。まずこのチェーン店のラーメンの器は他店と比べると浅いのです。半ライスをつけてちょうどいい分量となります。価格設定からいっても両方で納得できる値段といえます。それに小千谷の地元のラーメンはけっこうボリュームがあるので、なおさらギャップを感じてしまうのです。気がつけば、壁に「半ライス(無料)は、ご希望によりおつけします」と貼り紙が...。気がつかないお前が悪いといわれそうですが。以前の勤務地のチェーン店では、店員は必ず、半ライスをおつけしましょうかと聞いてくれてたんですけどね。2回目に訪れたときは、先手を打ち(ちょっとおおげさか)、おもいきって半ライスを頼みました(もちろんラーメンもたのんでます)。店員の表情に心なしか少し変化が...ううむ、あまりたのんでほしくないのかなとおもいました。運ばれてきたライスは、ほんとにライスだけでした。あたりまえだといわれそうですが...実は以前のそのチェーン店では、「タクワンが2枚」乗っかっていたんですよね。ついているものがついていないとさびしいものです。もうひとつ気づいたのは、「ふりかけ」がなかったことです。私はいつも「ゴマ塩」をかけてたんですけど...。フランチャイズ店というのは店により少しずつサービスが違うのだなあとあらためておもいました。


その2に続く...


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益田正洋:Hommage To Segovia

5枚目のCDがリリースされることを彼のwebサイトで知りました。発売日が迫り、Fontecのサイトで試聴ソースがアップされました。そのとき感じたことは、インパクト不足かなということでした。すこし躊躇はしましたが...とりあえず買ってみることにしました。

このCDに関し、感じたことは大きく分けて2点ほどありました。まず1点目、なんとなく全体的に沈んだ雰囲気があるように思いました。私はよく彼のブログをチェックすることがあるのですが、脱力系というか...とぼけた味があってけっこうなごみます。演奏家なのに音楽ネタがほとんどなく、毎日食事の話とそのスナップばかり。まあ、それはいいのですが...気になるのは体調の話です。よく風邪をひいたりするようです。過去にはコンサートのキャンセルもあったようです。今回は収録時のコンディションがすこし悪かったのではないかということです。2点目は、このプログラムをあえて彼が弾く必然性があったのかということです。彼はギター界の革新者としての役割をあたえられたひとだとおもうのです。何より従来と同じことをするのを好まないタイプとみています。肩に力を入れずともすうっと新しいことを自然にできてしまう実力を備えています。本来の彼であれば定番のレパートリーを弾くときでも何か新鮮なアイディアを盛り込むはずです。残念ながら...今回のCDは過去の大演奏家のプログラムをそのまま弾いているように聴こえました。収録時間約73分という大変お徳用なCDではありますが、四半世紀前と今とは時代が違います。聴き通すのは個人的に正直つらいものがありました。一曲ずつ聴くぶんにはいいのですが...

最初にホマドリームのサイトでスケルツィーノを試聴したときは、はっとする美しさを感じたものですが...彼にはもっと豊かなアイディアがあるはず。それを生かすような作品をつくりつづけて欲しいのです。他の演奏家であればこんな感想を述べることはなかったでしょう。これまでの出来があまりにも良かったために...思わずきついことを書いてしまったようです。大変失礼しました。次作も必ず購入しますのでよろしくお願いします。

Cathy Berberian:Sequenzas 3

演奏の巧拙というのは古典音楽やポピュラー音楽のような調性音楽の場合はある程度わかります。新しく聴く曲でも、今まで聴いてきた曲からの類推が働くためでしょう。しかし、それがいわゆる現代音楽であればどうでしょうか。我々素人にはなおさらわかりにくいものとなります。いわゆる何でもありの世界であり、音が外れているとか、テンポがずれているとかいう判断も安易にはできません。専門家ならいざ知らず、素人がへたに批評などすれば、嘲笑される恐れもあります。しかし、我々のような素人でもわかる瞬間があります。それはいままでの演奏より優れた演奏、あるいはそうでもない演奏に接したときです。

以前、Luciano BerioのLP"Circles; Sequenzas 1, 3 & 5"(現在はこのCD)を買ったことがあります。※試聴はココがおすすめ。その動機は"Sequenza"という風変わりな独奏曲のシリーズをちょっと味見したいという気持ちからでした。最近、Naxosから全曲集が出ていることを知りました。廉価盤でもあり思い切って購入することに。我ながら物好きです。※試聴はココがおすすめ。
第1番のフルート、2番のハープまではふうんこんなものかと聴いてきましたが、3番のソプラノときて、アレっと思いました。歌い手が必死に曲についていこうと努力していることがなんとなくわかったのです。この人、技術だけで手一杯なのでは...と感じたのです。どうしても気になり、最初に購入したLPを久しぶりにかけてみました。いきなり冒頭から響く低くドスの効いた声、戦慄が走るとはこのことでしょう。多彩でドラマチックな表現は聴き手を飽きさせません。演劇を学んだというCathy Berberianはその素養を充分に生かしきっていました。格の違いを見せつけられたというか...。

このLP、買った当時はそれほどのものとは思わなかったのですが、第1番のAurele Nicoletの気品に満ちたふくよかな音色、第5番のVinko Globokarのユーモアに満ちた表現も今聴き直してみると実に魅力的です。新しいCDを買って、昔のLPの良さに気づく...実に貴重な体験をしたしだいです。

Julian Bream:etudes for guitar

Villa-Lobosの音楽は、大胆でスケールも大きいが、その反面大雑把で、俗っぽいところがあります。そんなところが前衛性と大衆性を併せ持つBreamの個性に重なるようにおもいます。私がこのCDに収録されている12 の練習曲を初めて聴いたのは、LPの時代でした。※試聴はココがおすすめ。

他のアーティストはまじめに演奏し過ぎているとさえ思えることもあります。例えばKraft、温厚な音楽の先生のごとく端正に弾かれ、安心して聴けるが、反面面白味に欠ける。Yepesもまじめを絵にかいたようでいわゆるヘタウマというのか、リズム感なくつっかえひっかえで迫力不足。(余談ですが...この人の演奏を聴くたびRobert Frippを思い出します。Yepes+超絶技巧+攻撃性+思想性=Fripp? お二人ともリズム感がないのが共通点。それを逆手に取り、Yepes:独特なスペイン風味、Fripp:不気味な迫力に生かしています)山下和仁も超絶技巧できまじめに弾いていますが遊び心がないような。確かにBreamの演奏は技術的には細かなキズはあるかもしれません。しかし、野性的で色彩感やインスピレーションにあふれ、ときに危なっかしさも感じさせるところは実に魅力的です。現時点においても...もっともVilla-Lobos的な演奏といえるでしょう。

そのLP盤には、ブラジル民謡組曲も収録されていました。はっきりいって、こちらは歌謡曲的。非常にわかりやすい音楽です。最後のショリーニョは入っていませんが、その原因はLPの収録時間の関係か、曲のつまらなさか、いずれかでしょう。私は後者とみていますが。Breamは若い頃、生計の足しに盛り場でギターを弾いていたそうですが、何か1曲弾き終わるごとに酔客が演奏に拍手喝采するという情景が目にうかぶ感じです。これはまだCD化されていないようですが、機会があれば是非とも聴いていただきたいとおもいます。別な曲ですがこんな映像もありましたね。

ヴィラ=ロボス (1887-1959)/Concerto Preludes Etudes: Bream

渡辺範彦:Valse Criollo

いきなり余談ですが、Lauroの曲を初めて聴いたのは、鎌田慶昭氏のCD。残念ながらこのCD以前の記事で触れたデビュー盤の演奏と比較し、別人のように生気を失っており、大変落胆したのをおぼえています。その後、彼が電車の中で倒れ、現在もリハビリ生活を余儀なくされていることを考慮するならば、このころ、すでに体調に変化が兆していたということなのかもしれません。(本人もレコーディングの際、内心忸怩たるものがあったものと推測します)そのため、収録されていたこの作曲家についてもほとんど印象に残っていなかったのです。

さて、ここからが本題。渡辺範彦氏については「伝説のギタリスト」ということで名前だけは知っていましたが、実際に演奏を聴いたことはありませんでした。ある日、現代ギター社のサイトを訪れたとき、過去の録音がCDでリリースされたことを知りました。おまけに曲の一部も試聴可能とのこと。さっそくアイコンをクリックしたところ、たちまち魅了されてしまいました(うーむ...我ながらあきれるほどベタな表現!)。

現在2枚のCDが入手可能です。ひとつはライブ、これは某大学でのリサイタルを同大ギターサークルの関係者がオープンリールでまるごと録音したもの。これをそのまま編集ナシでCD化したそうです。サークル室で保管されていたため、テープがワカメ化したものか、多少の音揺れが。まあ、専門家が聞けば別なのでしょうが、演奏自体はほとんどノーミスで完璧のようにおもえます。恐るべき力量といわざるを得ません。もうひとつはスタジオ録音の再発です。収録されている曲目は後のアーティストもとりあげており、いまでは多少のスタイルの古さを感じさせはします。個人的には、冒頭とりあげたLauroのValse Criolloがお気に入り。もともと、ちょっとセンチメンタルで古風なメロディであるためか、かえっていい雰囲気を醸し出しています。実に艶のある深々とした音色。渡辺氏も格別の愛着を込めて弾いているのがよくわかります。

※さて、この曲については本人の試聴ソースがないので、代わりにAdam Holzman氏のソース(16曲目がそれです)をリンクしておきます。このCDもおすすめです。

Lauro *cl*/Guitar Works Vol.1: Holzman

Ralph Kirkpatrick:Partita No.2 in c, BWV 826

Bachのパルティータは、当時LPで出ていたバッハ大全集のKirkpatrickの演奏で最初に聴き、かっこいい曲があるものだと感じました。その後の演奏家が使用するようになったいわゆる「ピリオド楽器」と比較すると、ここで使用されているチェンバロは音がキンキンしている感じで多少気になるかもしれません。細かいことをいえば、いろいろあるのでしょうが...気迫に満ちた演奏がそんな不満を吹き飛ばしてくれるでしょう。この曲集はピアノでも録音が多く出ていますが、演奏者の個人的な解釈が入りすぎているような演奏が多く違和感を禁じ得ません。余計な解釈を排し、求道者のごとく、エネルギッシュにざくざくと弾きすすめる彼の演奏は、今改めて聴くと、実に新鮮で魅力的。急速楽章でのスピード感やリズム感も爽快です。私は第2番のCapriccioがお気に入りです。※試聴はココでどうぞ。


Ton Koopman: Trio Sonatas

Koopmanの凄いところは、超絶技巧を駆使し、チェンバロやオルガンを自由自在に引きこなし、Bach等のバロック音楽をあたかもポピュラーミュージックのように聴かせてしまうことにあると思います。その特質が最も出ているCDのひとつがBach: Trio Sonatas。この曲集は宗教曲のような堅苦しさがなく大変親しみやすいメロディをもっています。

個人的には2番のAllegro。焦燥感を含んだちょっと切ない旋律が魅力です。
※試聴はココでできます。


Ton Koopman:Toccata und Fuge BWV 538 "dorisch"

KoopmanのこのCDがでたとき、まず驚いたのが有名な「トッカータとフーガ」のトッカータ冒頭部分でした。「こんな弾き方ってありかよ」と思わず突っ込んでしまったのは私だけではないでしょう。※ココで聴けます。

でも、このCDでの一番のお気に入りは「ニ短調」の方ではなく、「ドーリア調」のほうのトッカータとフーガの「フーガ」の部分。※ココで聴けます。これもトッカータのほうはすっ飛ばし、何度も聴いたものです。しばらく、邪道な聴き方なのかと悩んでいたところ、あとでBachのフーガの中でも最も優れた作品のひとつに数えられるという解説を読み、安心したことがありました。トッカータの方は曲の形式を整えるための単なる前置きみたいなものなのでしょう。

ともすれば、あっさり弾きすぎているのではという誤解もあたえかねない演奏ですが、きびきびとしたテンポで弾きすすまれ、各声部のメロディラインがきっちりと聴こえてきます。明快な音を出すオルガンも手伝って、曲自体の面白さがしっかり引き出されています。まさにKoopmanのような「名手」しかできない優れた演奏といえるのではないでしょうか。

Yefim Bronfman: Piano Sonatas Nos. 1, 4 & 6

Prokofievのソナタは、グロテスク、ユーモア、リズム感と三拍子揃ったところが個人的な好みにあってか、よく聴いています。Bronfmanは、このProkofievのピアノソナタ集を3枚出していますが、1枚目はまだ音が若く、3枚目はちょっと表現に迷いもあるような..(たとえば、"Nos.3"Gavrilovのほうがドライブ感があっていいとか。※試聴はココで可能)

私のお気に入りは2枚目の"Piano Sonatas Nos. 1, 4 & 6"。このなかではなんといっても"Nos.6"が聴きものですが、"Nos.4"の第2楽章の神秘感、"Nos.1"の素直でロマンチックな楽想にも魅力を感じるところです。

※試聴はココでどうぞ。

Elena Papandreou:El Decameron Negro

霊感あふれる演奏。空間の広がりを感じさせる自然な響き。無駄な自己主張がなく、環境音楽的な聴き方も可能です。このような演奏こそまさにBrouwerが意図したものと思えます。

現在NaxosはBrouwerのguitar全集をVol.3まで出していますが、このBrouwer: Guitar Music,Vol.2が断然おすすめです。PapandreouのCDのなかでも出色の出来といえるのではないでしょうか。

※試聴はココでどうぞ。


ブローウェル/Guitar Works Vol.2: Papandreou



エレキギター・ギター|アリア

Trevor Pinnock:Chromatische Fantasie und Fuge

最近、ふと聴きたくなった演奏がありました。それは、Trevor Pinnockの弾くJ.S.BachのChromatische Fantasie und Fuge。

彼はこの曲を2回録音しているようですが、私のお気に入りは古い方。当時アナログ盤で入手、カセットに録音し何回もFugeの部分だけ聴いたものです。ちょっと粘っこい独特なリズムが妙に心地よかったのです。

その後、いい音で聴きたいと、CDで買い直したのですが...もともとの録音が悪いのがわかってしまい、ちょっとガッカリしたのを思い出しました。
でも、今聴いてもけっこう新鮮に感じますよ。

※試聴はココ(Fantasieの冒頭だけですが...)でできます。amazonの日本サイトでも入手できるようですが、ずいぶん高いですね。

Gianluca Cascioli:Incises Pour Piano

これは、Pierre Boulez氏の曲です。こんな小品をなんで知ったかというと、むかしCDを買ったことがあるからです。
※試聴はココがおすすめ。

現代音楽ということになるのでしょうけど、Gianluca Cascioli氏はおもしろく聴かせてくれます。

このCDは彼の1997年のデビュー盤で、Beethoven以外はすべて現代ものという意欲作。(現在入手困難)

同CDでは、Ligetiの"Etudes Pour Piano"からも2曲を抜粋して弾いていますが、これもイイ。Cascioli氏には全曲録音をと切に望むものです。現在、全曲録音しているのはFredrik Ullén氏ですが、個人的にはどうにもゴツゴツした演奏と感じてすっきりしません。
※試聴はココでできます。参考まで。


追伸:すいません。Pierre-Laurent Aimard氏も全曲録音してましたね。でも...やっぱりCascioli氏のほうがいいです。
※試聴はココがおすすめ。

鎌田慶昭:リブラ・ソナチネ

以前の記事でyoutubeのNikita Boldyrevの演奏について触れましたが...
具体的には以下のリンクとなります。

Felicidade
コメントにもあるように、皮肉なことに改めて村治奏一氏は凄いと思わせる演奏。

Libra Sonatine
どうにもぎこちない演奏です。疲れているのかな。

ここで思い出すのは鎌田慶昭氏の鮮やかな演奏です。
※試聴はココがおすすめ。(amazon.co.jpでは曲のリンクがおかしくなっています)

現在は病を得て活動中止を余儀なくされているとのこと。本当に残念です。


追伸:
amazon.co.jpでもLibra Sonatine[from US]が入手可能なことに気がつきました。この記事へのアクセスが多いようなので、念のためご紹介しておきます。(2008.2.3)

あけましておめでとうございます。

私の年賀状です。今年もよろしく!!


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