HMVのサイト「私のオススメ : クラシック」にわたしの文章がUPされてます。
36のカプリス、他 益田正洋(g)
よかったら読んでみてください。
追記:
HMVのサイトがかなり重いこと、他の方の記事が加わったがHTML中にアンカーが見当たらず当該文章の位置にジャンプするリンクが張れないこと、半角括弧がぬけていて最後のほうが意味不明となっていることなどから、「原文」と「投稿時の画面ショット(pdf)」を掲載しておきます。
原文:
最近の私のオススメCD!
36Caprice Op.20
私が、このカプリース集をはじめてまとまったかたちできいたのはシュタイドル演奏のCD。レコード店の棚を物色中、偶然みつけたのだ。ブリームが、とあるインタビューで「ギターの練習曲としては有益だが、つまらない曲」と語っていたのを思い出し、興味半分、廉価盤(NAXOS)も手伝ってのことだった。結果は...なかなかバラエティに富んでいるが、あくまで「珍味」。「主食」にはなりえないとおもわれた。とりあえず、ときどき気分転換にかけるCDという位置づけとはなったが... その後しばらくして、FONTECのサイトを訪れたとき、益田正洋というギタリストがエッセイを書いていた。すると、くだんのカプリースのCDをリリースしたという。あのレーベルが発売するのであるから、つまらないアーチストであるはずはないと、おもいきって購入してみると...うーんとうなるしかない。流麗に生き生きと鳴っているではないか。シュタイドル氏には申し訳ないが...まるで別の曲集のようだ。 以前にも、同様な体験をしたことがあった。キーシンがひいたリストの超絶技巧練習曲である。個人的には、リストにはテクニックを強調した無骨な音楽というイメージをもっていたし、この曲集にも超絶技巧という言葉がついていたせいか、やはりテクニックを強調した演奏がおおかったようにおもえたのだ。ところがキーシンの演奏は、そのテクニックを忘れさせるような芳醇な音楽だった。 この益田氏のCDにも「超絶技巧」よりも「音楽」を聴かせる演奏がギッシリ詰まっている。 あえて苦言を呈すれば、最後のパガニーニはなくともよかったのである。36のカプリースだけで充分CDとして完結していたのだから。認知度の低い作曲家であることを考慮したオマケのつもりだったのだろうが、かえって興がそがれてしまった。 録音のよさも魅力だ。ちなみにこのCD、SACDという高音質フォーマット(FONTECのこのアーティストにかける意気込みが知れよう)だそうだが、残念ながら私のCDプレーヤは対応していない。しかし、ハイブリッドなので一般のプレーヤで問題なく再生できる。(ちなみに私のプレーヤは20年前のもの...)
投稿時の画面ショット(pdf)
追記(2009/3/2):
いつの間にか...「私のオススメ」がHMVのサイトから消えていたようですね。
気がつきませんでした。
とりあえず、この記事は残しておくことにします。
レニャーニ:36のカプリス
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